グリップ・ガード

手袋をしていても寒気は容赦なく拳を襲い、痛みから次第に指の感覚を奪うことで、ハンドルやブレーキ操作ミスなどを誘引しとても危険でした。
市販されているハンドルカバーもあれこれと試してみましたが、仕事柄、乗り降りが頻繁で、ハンドルを握る指で他の物を同時につかむことなどもよくあることから、手の出し入れが不自由であったり、一度濡れると内部の乾きが遅い、また堅すぎるなどという改善点も多数ありました。
そこで、自分自身の手で理想のものを作るチャレンジをいたしました。
スタートから破れたり、流れたり、飛んでしまったりの連続で、年月は流れ途中で何度か諦めたりもしましたが、他に満足出来る製品に巡り合えず、３０年以上も試行錯誤を続けてまいりました。